君は天然色
そろそろ寒さも和らいで、なんて悠長に思っていたら続々とさくら開花のニュースが・・・
やあ〜もうそんな時期か、空気はもう春だもんな〜。
一都三県の緊急事態宣言が解除されてからかなり人出が戻ってきてそれとともに新規感染数も再度上昇に転じて第4波??でも花見とかで外出する人も増えてきて、聖火ランナーも始まり、新年度にともなって国内の人の移動が活発になる・・・う〜ん感染拡大と経済再生の問題が複雑に絡み合って本当に先が読めなくなってきた。
少しの希望はコロナワクチン!ということで山口県内でも接種が始まり、当院も5月くらいに接種できそう。これですぐ良くなるというのは早計だが少しでも好転することを願うばかりだ。
当院は先月分娩立ち会いを再開して今も継続中だが、やはりお産の時に家族と喜び合う患者さんの顔を見るとやってて良かったと思う。ただ入院中の面会はしていないので出産して次に患者さん、赤ちゃんが家族と会えるのは退院の時だ。だから最近皆さん退院する時間が早い早い。
そりゃ待ちきれないよなあ〜。やっと会えたときの家族みなさんのはじける笑顔はとってもまぶしい!記念写真もみんなにっこり写真。ほっこりする。
世の中全体がなんだかギスギスして不安な妊婦生活の中で少しでも心の支えになることはしてあげたい。ということで前回助産師のブログにあったとおりプレママ会もリモート開催を定期的に出来るようになってきた。これはこれでメリットも多いのでリモートで徐々に規模を拡大していこうと思う(がんばってるのは助産師さんなので感謝)。
今後もコロナの状況をみながら妊婦さんが安心して妊娠、分娩できるようなことは当院としてもがんばっていきますね。
僕の近況は治療による副作用のコントロールも出来るようになり大分通常の診療もできるようになってきているし、治療効果も良好なので順調かな。これまで通り無理せず気負わずまったりと(しっかりと!)いきます。
話は変わるが先日ついに大滝詠一の曲がサブスク解禁!すごく聴き込んできて80年代のあの当時の音楽シーンに無くてはならない人であり、自分の中にある音楽の魂に深く刻まれている。今年はアルバム「A LONG VACATION」発売から40周年記念だそうで当時の発売日に合わせて出すところがニクイ。
早速聴いたがアルバム全体の出来はもちろんとても良いし、40年前のアルバムなのに古いという感じはしない。特に「君は天然色」は何度聴いてもすごい!振られた彼女のことを懐かしむ切ない歌詞なのに曲調は華やかで、爽やか。瑞々しさでではち切れそうだ。そして何より大滝詠一の声が限りなく甘くやさしい。
また今回「君は天然色」のミュージックビデオも新たに作成された。これがまた良い!まぶしい夏の風景を描いたイラストは底抜けに明くるく鮮やかで見ているだけでコロナの鬱憤が少し晴れてきた。ビデオ全体の作りも丁寧で当時の色合いを残しつつ今風にアレンジしていて曲に対するリスペクトをとても感じる。
そういえばこんな風に世間で次々起こる新しい出来事や色々な経験が出来るのがうれしいとふと思う。「そんなの当たり前」なんだけどその当たり前だったことが大病を患ったことで自分の人生設定は大きく変わってしまった。幸い元気でいるが、もしかしたらここ数年の出来事は知ることができなかったかもしれない。と思うとどんなしょうもないことでもおもしろいって思う。
大変な経験も色々ある。「治療がつらくないですか?」と言われるがこんな希な経験を患者さんお立場で経験できることが新鮮でおもしろいし、「治療しながら診療なんて大丈夫ですか?」っていわれても人の役に立って繋がっていることが楽しいのにやめられない。
こんな僕の話はちょっと極端だと思われるかもしれないがこれってコロナ禍で一変してしまった世界に当てはめてみると新型コロナの感染に戦々恐々として家に籠もって「寂しい、怖い、つらい」といったnegativeな気持ちになることも一杯あるかもしれないが、気持ちを切り替えて普段気にとめないことに目を向けたりしてみるとものは考えようで実はおもしろいことはいっぱいある。それに気がつけるとこんな状況もまんざら悪いことばかりじゃ無いと思えるんじゃないだろうか。
ところでついさっきこのブログの僕の回が100回を超えていたことに気がついた。しまった!
まあしょうが無い、じゃあ今度150回とか200回の時は忘れないようにしよう。(別に何かすると言うわけでもないのだが)
あと宇部新川駅などが聖地巡礼の人で盛り上がっているとのこと。庵野秀明監督の宇部愛を感じる。当院で産まれた子供さん達も次世代の宇部(もちろん山口、日本、世界を)を盛り上げてくれたらうれしいな。
Comment
先生のプログを見て安心しました。先生は本当にお医者さんですね。頼もしいです。医療は、ある程度医者の自己犠牲に成り立つものと思います。先生がそこに仕事としての生き甲斐を感じられていますし、患者さんも先生を尊敬して頼って、いい関係が成り立っています。是非とも病気に打ち勝ってください。患者さんの為にも。
いつもコメントありがとうございます。今の調子でがんばっていこうと思います。先生もご自愛下さい。