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寿限無

 1月後半からなんだかんだと忙しく、気がつくと2月もあとわずかで終わり。・・・
ブログの更新が止まってしまっている・・・これはいけない、話題、話題。
あまり思いつくことが今ちょっと・・・
あ、そういえば書こうと思って忘れていた。以前桂米朝が亡くなられたことは書いたので、それなら1月に亡くなられた桂春団治についても触れねば、と思ってたんだ。
 上方落語界の四天王のうち最後の一人で、普通のテレビ番組にはほとんど姿を見せることがなく、時々テレビとかラジオの落語会とかで見かけるくらいで、講座一筋の人だった。自分もしっかりネタを聞けたのは、生前発売されていた落語全集「三代目桂春団治」のCDからである。
改めてCDを聞き返した。ネタの数はそこまで多くないということだが、噺は一つ一つが非常にしっかりしていて、聞きごたえがある。大阪が地元でない自分からすると、結構どぎつい大阪弁なのに、聞いていると、実は非常に繊細で、話し方も丁寧なので、雰囲気がとても上品でしみじみいいと思った。
ご冥福をお祈りいたします。
 そういえばCDに収録されているネタに「寿限無」があった。落語では基本中の基本とされるが、ふだん落語家が演じていることを見ることは少ないので逆に貴重だ。
この「寿限無」、実は、防府で産婦人科を開業していた祖父のところに行くとよくしてくれた。どこで覚えたのかわからないが、あとで、春団治が演じた内容と比較しても、ほぼ遜色ない出来栄えだったと記憶している。あそびに行くといつも色々な話をしてくれるので楽しみにして行っていた。
そういえばそれで落語が好きになったのかもしれない。

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