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コロポックル

 さてインフルエンザも少しも落ち着いて、寒さもここ最近はそこまでではない。
 先日佐藤さとるさんが亡くなったというニュースを見た。久しぶりに聞いたが、とても懐かしいお名前である。佐藤さとるさんといえば、コロポックルシリーズが有名だ。このシリーズの一番最初の本は、「だれも知らない小さな国」。子供のころ(多分小学生)はじめて読んだ記憶がある。自分のいる平凡な世界の中に小人という非日常の世界が存在するという設定が非常にリアルに描かれていて、とてもおもしろく、村上勉さんの挿絵の雰囲気とも相まってその世界観は非常に良かった。その後シリーズも続いたのでずっと読んでいた。最近ではジブリアニメの「借りぐらしのアリエッティ」が同様の設定の話かな。小さい頃はいろいろこの手の本も読んでいたが、この作品は特に印象に残る一つだった。ご冥福をお祈りいたします。
 そういえばまだこの本たしかあるはずだと思ったら自分の家にあった。自分の子供達に聞いたら読んだって。どうだったって聞いたら「まあまあ」・・
まぁ、やっぱりその時代その時代の感性だったり、はやりだったり、読むタイミングも影響するのかな。親としてこれは面白いからって子供に見せても、思ったほど感動してくれないことはよくあるんだよな。

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