退院セレモニー
だんだん暖かくなってきて…というか、かなりちょっと暑い日もある良い陽気である。そろそろクーラーも使いたくなってきた。ゴールデンウィークは色々なことが重なって、外来も大忙しだったが、少し落ち着いてきたかな。病院に活気があるのは良いことだ。
そういえば最近気がついたこと。当院では、退院時に玄関ホールにあるお花の前でみなさんと記念撮影を行っている。にっこり笑って写真を撮ったら、そのまま病院から自動ドアを出て外へ。自動ドアが開いて外の風に触れた瞬間、お母さんが赤ちゃんに「初めてのお外だね」。
わりとよくみなさん言われる言葉で、気持ちはよくわかる。赤ちゃんは母のお腹から生まれ、保育器、新生児室、病室へと徐々に外の世界へと出て行く。実はお母さん自身もこの入院期間はずっと病院にこもっていたので、退院で初めて外に出る。二人がそろって外気に触れるという感覚が、一体感となって出てくる言葉なのかな。多分自宅に帰れば、そこは赤ちゃんにとって初めての我が家になる。赤ちゃんが増えると家の様子はこれまでとは全く違う世界にもなる。色々大変なことも多いと思いますが、楽しいこともたくさんある生活が待っているでしょう。