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親子二代

 お産も無事に終わって入院中の妊婦さんの所に、今日はその妊婦さんのお母さんがお見舞い。
そこに僕がちょうど行って「出産おめでとうございました」
すると、お母さんと生まれた子どもを抱っこした妊婦さん親子が一緒ににこにこしながら、
「無事お産できました。ありがとうございます。」
そのあと更にお母さんが「先生のお名前、林なんですね。もしかしてお父さんも産婦人科ですか?」
「はい、そうですが」
「実は、この娘は先生のお父さんのところで産まれたんですよ」・・・
ということは、お母さんは僕の実家で娘さんを出産され,今回出産されたその娘さんは、この度しま産婦人科で出産されたと言うことだ。実は開業当初より何人も同様の方がおられて、ちょっとびっくり。僕の父も宇部で長きに渡って産婦人科をしていたので、お互い宇部で親子二代にわたってお産に関わっているということか。なんだか嬉しいものだ。
みなさんすぐに気が付かれないのは、父の病院同様に土地の名前を病院名にしているためのようだ。特に「しま」は、名字と間違えられてしばらく気が付かれないことも多く、冒頭のエピソードのように、名札の名字を見てはっと気がつく方も多い。あと、顔がかなり似ていて、気がつかれることもこれまたかなり多いようなのだが、そんなに似てるか?

チャイルドシート

 今日も親子揃って無事退院。初産で大変だったけどよく頑張りました。というわけでいつもの通り記念写真を撮ってお見送り。ヨカッタヨカッタで僕は病院の仕事に戻り、しばらくして部屋に帰ろうと歩きながら駐車場を何気なくみると・・・あれまだ居られる。
ははあ〜どうやらチャイルドシートに、手こずっておられるようだ。
 今、少しは装着しやすくなっているタイプもあるようだが、新生児用のチャイルドシートはともかく取り付けに苦労する。まず車のシートベルトをチャイルドシートにどう巻き付けて固定するのか、すぐには分からない。自分も一人目の子を初めて車に乗せるとき、まず家で取り付けるまでの時点で嫁が一苦労。さあこれで大丈夫と子供を車に乗せようとするとチャイルドイートの肩シートベルトがブカブカ。うちの子ちょっと小さかったからなのだがこれじゃダメじゃないかとよく取説を見ると肩シートベルトは赤ちゃんの大きさに応じて高さを調節できるらしい・・・
う〜ん、これは乗せてみないと分からないことだなと、めまいを覚えつつ駐車場で肩シートベルトの高さ調節のため悪戦苦闘し、穴を通し直してやっと装着完了。その苦労を思い出しながら分かりますよ、がんばってくださいね,と心の中で応援する。
 子供が生まれると,本当に今まで知らなかった世界が山のようにあって、皆さんこれからもびっくりしたり感心したりすることでしょうね。

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