お風呂
師走に入ると毎年何故か忙しくなる、はずだが忘年会が全くないのでゆっくりする時間が多く年末という雰囲気をなかなか感じにくい。院内のクリスマスツリーとクリスマスソングがうっすらと年末を醸している。
ただ急に寒くなってきたし冬は実感する、身体には注意。コロナもオミクロン株が急速にデルタ株と置き換わっているようでこの冬第6波のきっかけとなるかも知れず予断は許さない。インフルエンザのこともあるので引き続き三密回避、手洗い、うがい、マスクは必要だしさらにワクチン接種もした方がいいな。
寒くなってくると風呂がありがたくなってくる。流石に子供と一緒に入らなくなったので一人ゆっくり入る。湯船に「う〜〜っ」唸りながら入る。(年寄りくさい?いやいや)
あったか〜い。血液が抹消に流れていく感じではあ〜生き返る。
十分あったまって風呂を上がる。「さあお前たちも早く風呂にお入り。」
うちの娘二人がお風呂へ入っていった。
いや〜今のお風呂は暖かいからいいね、と自分子供時代と比べてそう思う。
昔住んでいた家は自分が幼稚園の頃引っ越してきたが、その時点で既にとても時代が経っていたため(控えめな言い方)冬は大変寒かった。
特に冬の風呂はとてつもなく寒かった。小学校頃にリフォームするのだがそれまで風呂釜は五右衛門風呂。窓がサッシであるはずもなく浴室の床がコンクリート地に小石が敷き詰めてあったがこれがまた超絶冷たい!
ヒートショックの心配どころではなく下手すると凍死しそうなほど(ちょっと盛りすぎ)外とほとんど変わらない浴室だった。
さらに一番風呂は最悪で脱衣所で裸になるとまず一息ついて気合を入れ浴室に入る。冷たい床を爪先立ちで小走りに(そこまで広くないが)風呂釜に駆け寄り蓋を開けて、まずお湯を床に撒いて温める。まずこれで足を床につけられる。
次にお湯は沸きたてだから熱すぎるが、ここで慌てて水でうめてはいけない。風呂の底はまだ冷水だからかき混ぜて均一になったら初めて身体にかけ、そして湯船に浸かる。(とても先に体は洗えない!)
これでやっと温まってホッと一息。そして十分温まってから浴槽に出て体を洗う。そして再度湯船にじっくり浸かる。
今の風呂に子供と一緒に入っていた頃は早く上ろうとする子供たちに「100まで数えなきゃあがっちゃダメ」なんて言っていたがその当時は寒すぎて芯まであったまらないと上がりたくても上がれない。
その後リフォームされて風呂の暖かさを身をもって知ったのでありがたさが良くわかる。
などど回想していたらなんか風呂場から二人の楽しそうな歌声が聞こえてくる……
やれやれ合唱してる……
「もう遅いんだから早く上がれ〜のぼせるぞ〜」
今年も多くの方に大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。