4月に書くべきブログ
はっと気がつくと5月ももう後半。あれ?ブログまだ書いてなかった。
そういえば先月は新年度で病院も9周年だったが結局今年も宴会はコロナで流れてしまい盛り上がりには欠ける。来年こそは開院10周年になるので盛大に・・・(できるといいな〜)
そしてさらにそういえば僕はこの4月で医師になって30周年だった。(先月は急に「名前」についての話を思い立って勢いで書いて失念していたのである)
まあ、30年経ったからといって自分が急に変わるわけでもなし、これまで色々積み重ねてきた通過点というだけなのでそんなに驚いたり感動するわけでもないなあ。
そもそもなんで産婦人科医になったか。
かっこいいきっかけでもあれば良いのだが・・・実はない。(今の医師になっていく人たちにはしっかりした動機があったりしてすごいと思う)
ただし、親とかから医師になれと言われたわけでもない。父親からは「医者とかなるなよ、特に産婦人科はぶちエライからやめた方がええぞ」と言われ続けたが、なぜか医学部を受けていた。何科になるかも手術は好きなので外科系になりたいと思ってはいたが産婦人科になったのもなんとなくだった気がする。(そんなことでいいのか!)
やりがいとか面白さはいろいろ大変な目に遭いながら徐々についてきたところはあるが今は産婦人科でよかったと思っている。
そして宇部に帰ってきて良かったなって思う。いろいろ苦労して得た経験、知識、技術を宇部で還元できるのは嬉しい。
ちょっと帰れないかもしれないと思った時期もあったが、偶然継承のお話しをいただいてからとんとん拍子に決まった。その後宇部周辺の開業医もどんどん減ってきてしまい、今はうちを入れて2軒のみ。その意味でも帰ってきていてよかった。
上手くいえないけど30年も経つと診療がどんどん自然体になっていく。(病気もしてるので無理をしないってのもあると思うけど)医療していると言うより市内に数多くある色々な仕事の一つであり、宇部市民の日常生活の一部に産婦人科が溶け込んでいる感じがしてとても良い。
患者さんとの年齢差はだんだん大きくなり、どんどん子供たちの歳に近くなっており、自分の娘を診察するようである。(そこまででもないが頑張っている姿を見ると応援してあげたくなる気持ちは親心に近いかな)
でも患者さんとは対等と思っているから下に見るような対応はしたくないので同じ目線での診療は心掛けている。
まあ今後もこんな感じでやっていければいいな。頑張ろうっと。