祝!開院一周年
さて、開業して一周年がたった。昨年の開業直前は3月後半からばたばたで目が回るほど忙しく、これがずっと続いたら身体が保たないなと思っていたがついに、というかようやくなんとか一年経過した。開業しないと分からない大変なこと、楽しいことも本当に多く経験した。でも引き継ぎした病院の方向性を無理が来ないよう色々変えながら、大きな問題もなく来られたのも色々な人の手助けがあったからなのだとつくづく思う。
自分の出身である宇部の赤ちゃんを取り上げているのだなあと思うと感慨深い。いまだになんだか不思議な感じがする。もちろんまだまだこれからがんばらないといけないわけだが職員と一丸になっていきたいと思う。これからもよろしくお願いいたします。
お花見
先日桂米朝さんが亡くなられた。上方落語の大御所で僕の好きな落語家の一人だ。89歳なら大往生だ、と思うけどやはり残念。「地獄八景亡者戯」の中で主人公が地獄巡りをしていると、その中に寄席を見つける。出演予定者をみると桂米朝!「米朝て名前で死んだ落語家はまだおらんはずやが?」「横んところみてみい、近日来演と書いたある」行かれたのは天国と思いますが。ご冥福をお祈りいたします。
早速久しぶりに米朝さんの落語を聞き直してみる。
やはり今の季節は「貧乏花見」か。貧乏長屋のみんなが集まって花見に出かける。お金なんかないから、たくわんを卵焼きに、むしろを毛氈(もうせん)に見立て、お茶を一升瓶に詰めお茶か(酒)盛り。注いで注がれて酔ったまね。注がれた器をのぞき込んだ奴が「今日は験がええで、酒(茶)柱が立ったある」やけくそだけど花見の雰囲気も手伝ってみんなご陽気。こういうばかばかしい陽気な話がまたうまい。うちの病院も仕事はしっかりしながらみんなで明るく仕事できるようにしたい。
そろそろしま産婦人科も一周年。みんなと話したがお花見は、外でするには場所取り、買い出し、あと片付けといろいろ大変でなかなか出来ない。結局昨年度に続き今年も花見はせず、お店で一周年パーティの予定。お花見は家族で行くかな。