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令和3年11月あれこれ

 ああ〜11月のブログも早めに書こうと思っていたが、隔週治療とのタイミングがうまく合わない。調子のいい時を狙って書こうとうかうかしてたらもう11月も下旬……治療メニューがちょこちょこ変わるので未だにペースがなかなか掴めない。(主治医に頼ってなんとか乗りこなしていますが)
さらに昔柔道やっていた影響で何年か周期で来る腰痛がちょうど治療日に重なってしまい数日まともに仕事もできないという体たらくで……(以上言い訳)
一応ピークは過ぎて今はちゃんと仕事はできています。
 
 新型コロナの新規感染者数は全国的に減少の一途を辿っていて嬉しい限りである。なぜここまで収まってきたのか明確な理由がわかっていないようだがやはりワクチンは有効だったようだ。ワクチン接種率も気がつけば世界トップクラスとなり、さらに3回目のワクチン接種も始まるようだし重症化対策として病床確保や経口薬の承認なども着々と進んでおり第6波に向けしっかり対策されていて良いのではなかろうか。
 
 しかし、しかし……諦めました、忘年会。だいぶ悩んだけど大人数の会を病院として開催するのは国内の心理状況を考えるとちょっと厳しい。
 さて代替え何をしようか?もう弁当とかGotoイートと色々かやり尽くしてて何も思いつかないぞ〜っと
 
 おめでたいこともある。
 宇部市は11月1日に市政100周年記念を迎えた。式典もあり(出席者は制限されたようだが)、自衛隊による祝賀飛行があり、夜は花火が上がったそうだ(治療当日で倒れていたので僕は見ていないが、でもめでたい!)
 これに伴った企画で藤井聡太3冠が市内のホテルで竜王戦を行い4冠達成!これでまた全国区のニュースに宇部市が載るなんて宇部市は持ってるなあ。
これからの宇部市100年がまた盛り上がっていってくれたら良い。
 
 当院の動きとしてはちょっと報告が遅くなりましたが浜通り側の看板が古くなっていたので新しくしました。夜になるとロゴ自体が後ろから照らされて浮き上がって見えてかっこいい。暗い時間の目印にどうぞ。
 
 またこの連休で院内の床や壁の一部を張り替えました。診察室もだいぶ印象が変わって気持ちも上がります。LDRの畳も張り替えました。いい感じです。
 産婦人科はお産入院が予測不能なのでリフォームがちょっとづつしかできませんが今後もどこかしらちょっとづつ変えていきます。
 

 

 
 あと開業当初から続けてきました相談メールを辞めることにしました。
 これまでいただいたのべ相談件数は約42,000件。(自分でもびっくり)
 いろいろな質問をいただきましたが、やはり病院でなかなか聞けない質問がメインで、僕も気がつかない心配をみなさんされているんだなあ、と気づくことも多くぼく自身も大変勉強になっていました。お礼のメールをいただいたり、この相談がきっかけで当院までわざわざ来院された方もおられ、すこしは悩んでいる方の役に立っていたのかなとは思っています。
 きっかけは最近スタッフとの話し合いで、以前から電話相談がよくくるとの報告はあり、ずっと当院通院中の患者さんからだとばかり思っていましたが、今回よく聞いてみると違うようで。
 相談はメールだけのつもりだったんですが、電話相談も受け付けていると思われる方が結構おられ、(もちろん当院通院中や里帰りの方の電話相談は受け付けているのですが)県外からの電話がかかったきていたようです。(実際いただく相談メールの約9割も県外の方でした)
 最初はホームページの説明が誤解を招いていたようなので変更したそうですがその後も電話相談は続き、業務にかなり支障をきたしていたようです。
 流石にそれはスタッフに申し訳ないということと自分自身も体調が不安定のため回答の時期が遅れたり、回答内容にもばらつきがあるのではないかと以前から気にしていることもありメール相談を辞めることにしました。突然ですいません。
 
 ただこのまま完全に辞めてしまうのもなんですので、
今後通院中の患者さんで急を要さないけど相談したいことがある方を対象にするなどなんらか別の形では再開しようとは思っています。
診療はこれまで通りやっていますのでよろしくお願いいたします。
 
 だんだん寒くなってきてうちの子供は朝起こしてもしばらく布団の中で蛹化したままなかなか動かない。早く羽化して学校に行く準備してくれ〜。(でも昔は自分もこんな感じだったなあ)

柳家小三治さんを偲ぶ

 先日柳家小三治さんが亡くなられたとのこと。非常に残念である。
 とても好きな落語家さんの一人だ。
 以前ブログに書いたラジオに入り浸っていた学生時代に小三治の落語を聴いていてファンになった。あの当時が一番脂が乗り切っていた時期でリアルタイムで聴けたのは幸せであった。
 
 見た目は目がぎょろっとして痩せていて体つきは少し筋張っていて不貞腐れたような顔してると一見怖いように思うが話し方や所作は非常に穏やかで、特に枕の話し方はとてもほんわかしていて優しい。
 またその枕が趣味の切手収集のことなどを題材にしたりと独特なものが多かった。
 手紙に貼られた切手を水で剥がして乾かしてたらどっか飛んでっちゃってそれを「どこいったかな〜?」と探すのも切手趣味、
なんて人を喰ったような内容だが聴いていると客席全体もフワ〜っとした雰囲気に飲み込まれていって優しい笑いに包まれる。
 演目も子供にも分かりやすいような滑稽噺が得意で「時そば」「初天神」なんてド定番のものも好んで演られていたようだ。
 また「野ざらし」での湯屋番で番台に上がった若旦那が妄想全開でひとり盛り上がっていくところのテンションの異常な高さや「道具屋」での与太郎のとことんまでボケ倒すところもとても心地よく、やり方によってはただのお間抜け、変わり者になってしまうところを小三治が演じるととても愛おしくかわいく感じらキャラの気持ちに共感してしまう。キャラに対する深い愛情を感じる芸だった。
 ずっとふんわりするだけかと思うとさにあらず、「大工調べ」では大工の棟梁が大家に取られた与太郎の大工道具を取り返すために啖呵を切る場面があるが、これがまたとてもキレがあって小気味いい。江戸っ子のべんらんめえ調がここち良かったな〜。
 
 その当時あんまり気に入ったので大学の入学祝いで親戚とかからもらったお金を全て注ぎ込んで(貰った方には大変申し訳ないが)落語のカセットテープを買い込み大学入学までの間は繰り返しずっと聴いてた。(その後大学時代もちょこちょこ聴いてた)
 まだテープはどこかにあるはずなので、これまたどこかにあるカセットデッキと一緒に家を掘り返してじっくり聴き直してみようっと。

マスク

 前回秋の気配でセミも店じまいかと書き綴ったが、10月とは思えない暑さが続く。(もう勘弁して)「まだまだ終わらんぞ〜」とツクツク法師ががんばってるなあ(と思ったが今日はさすがにいないか?)
 
 第100代の首相が誕生したかとおもえば今月末に衆院選だそうでなんだか慌ただしい。そんなことでコロナ感染は大丈夫なのかと新規感染者の推移を見るとワクチン接種のため??なのか順調に減少し、10/1にはなんと国内の緊急事態宣言がすべて解除された!
 このことは素直に嬉しい。ほんと久しぶりな感じ。当院も頑張って9/24より分娩立ち会いを再開しました。
 これが何回目の再開になるか忘れたが、分娩再開と聞いて皆さん喜ばれるとこちらも嬉しい。もちろん引き続き感染対策はしっかりしていきますね。
 また第6波は来ると言われているのでコロナ前の状態にすぐ戻るとはいかないが、せめて冷え切った心と身体に暖かさがジワーっと染み渡るまでの時間は欲しいな。
 
 そんな感染対策においてずっと第一線で活躍しているのは
 
ーーーー マスクである。
 
以前から冬の診療中はインフルエンザ予防などのこともありずっとマスクはしてたのだが、まさかこんなに何年も四六時中人前でマスクする生活をするなんて思わなかった。
 ただ暑さ最高潮の真夏に外のマスクはかなり大変だったからやっと秋になって少しましになったかな。(汗でぐしょぐしょのマスクはかなりやばい)
 これから秋冬は大丈夫だが来年春以降にマスクが外せるかどうかは、、、怪しいな
 
 しかし慣れるもんだ。今となってはずっとつけることに違和感はないし、みんながマスクをつけている光景も見慣れてしまった。
 
 ここまで日常的にマスク着用するとなるとおしゃれな人達はファッションの一部と位置づけ、さまざまな創意工夫を凝らしていてかっこいい。自分も真似したいが服に合わせてコーディネートなんてことができるはずもなく(ファッションセンスゼロ)、とにかく悩まない白の不織布マスクで年中通す様に決めている。(ポリシーがあるわけではない)
 
 マスク社会が通年となってもう一つ困ること
 
 患者さんの顔が覚えにくい。
 
 お産される患者さんとは妊娠から出産までで一区切りとなるため、内科のようにかかりつけの病院として患者さんを何年も定期的に診ていくことがない。(2人目、3人目のお産で間を開けて診させてもらうことはある)新型コロナ以降もうすでに2年近く経とうとする今では初産で当院を初診され分娩までずっとマスクをつけたまま、ということも結構おられる。
(お産の時外す場面もあるがバタバタしてるし,酸素マスクとかしてると見られない)
 
 そうすると実は唯一お顔を拝見できるタイミングが退院時だったりする。
退院時にみんなで写真を一緒に撮るのだがそのとき「記念ですからマスク外しましょうか」ということでマスクを外す。(化粧していないのではずしませんという方もおられるが・・・)
 そしてフッと顔を見た瞬間「おっ」という感じになることがある。初対面とも違う何か不思議な感じ。これまでお顔の上半分と声だけで作り上げてきた患者さんのイメージがマスクを外すと違っていることがあるのだ。ヒトはマスクで見えない部分を無意識に想像で補完するらしい。
 これは患者さんも同じ事で僕もその時マスクを外すと今アゴ髭を伸ばしているせいか僕の下半分の顔のイメージが違っていたのか患者さんも「おっ」となる。
 
 状況はちょっと違うが妊娠中に超音波の写真を夫婦で見ながら「誰に似とるんかねえ〜」なんて話していて産まれた赤ちゃんの実物に初対面して「お〜、こんな顔しとったか」という感じか。
赤ちゃんはまたしばらく経つとどんどん顔が変わっていくし、その成長,変化がまた楽しい。
 
 人と接する機会がかなり減ってきたコロナ禍の時代、だからこそ新たに出会うときの感動?うれしい気持ちは増えた気がする。
 
 こういう事色々考えるとふんわり楽しい。

エントランスのお花を秋バージョンに変えました

 風に秋を感じるようになりましたね。エントランスのお花を秋バージョンに変えました。まだまだ、街中は紅葉していませんが、紅葉の葉っぱを使うだけで、何だか秋っぽくなります。御自宅でもオレンジや赤の実が付いた枝等を飾ると良いですよ。後はドングリや柿、栗等も。是非、飾ってみてください。
朝と夜の温度差がありますので、体調管理に気を付けてお過ごしください。

ラジオ

 さて9月に入ってまだ日差しが厳しい日もあるが空気はもう秋、時々日暮れに鈴虫の声が聞こえる。(蝉たちはもう店じまいかな)
とりあえず過ごしやすくなって良かった。最近代謝が戻ってきたせいか暑いと昔のように異常に汗をかくようになった。汗をかくとすごく疲れるので良かった。「汗をかくことは体調が良くなってる証拠なのかな?」などど独りごちながら勝手に納得することにしている。(都合の良い性格)
 
 新型コロナワクチンの国内接種率のうち山口県はずっと全国トップらしくすごいことである。新規感染者数もようやく減少に転じ始め、第5波はなんとか収まってきているようで少しホッとするがまだまだ油断してはいけない。
ただなかなか立ち会い分娩を再開できないのはつらい。
患者さんに「申し訳ないが立ち会い出来ません」と説明すると皆さん文句も言わずに、でも少し悲しげに「しかたないですよね」っていわれるのが余計に申し訳ない。落ち着いたら出来るだけ早く再開しますからね。
 代わりというわけでもありませんが新しい看板の裏にメッセージを追加しました。(先日ブログに書いた入り口横の看板です)
 
 さて昨日はもともと全然違う方向に進んでるから大丈夫かと思っていた台風が何を考えているのか(何も考えていないと思うが)こっちに進路を変えてくるなんて寝耳に水である。
幸い大きな被害はなさそうだったがこうも頻繁に災害対策について考えさせられる機会があるなんて異常だ。
 
 今年度から宇部市では防災ラジオの運用を開始することとなった。それに伴い防災ラジオを 2,000円で配布してくれることになって当院も最近1台設置した。一見すると非常に懐かしい香りのするフォルムである。(ちょっと失礼では?)
 しかしいざ災害の危険が差し迫ったときには電源を切っていても自動でスイッチが入り、FMきららの緊急放送が大音量で流れるらしい。当院も24時間入院患者さんを抱えているのでいつでも館内放送できる形でセッティングしてもらった。こういった防災対策もしてくれると助かります。
 
 普段はラジオとしても使えるといわれたが館内放送に接続していて使えない。普段自分は部屋でFMきららさん拝聴しています。ぼくが福岡にいる間に出来た放送局で地元の情報満載でおもしろい。でも本来は防災ラジオとしての役目を担っていて今回ようやく面目躍如といったところか。(前からされていたのだと思いますが)
 
いただいたラジオを見ていると昔は良くラジオ聞いてたなあ、なんて事を思い出す。
 小学校高学年くらいのとき初めてモノラルラジカセを買ってもらい、最初は音楽を聴く手段として使っていたがご多分に漏れず徐々にラジオにはまっていった。深夜ラジオなんてのにもずいぶんお世話になって聴きながら勉強?してた。秋の夜長にラジオを流しっぱなしでのぺ〜としながら過ごすのは最高だ。
 テレビはあまり見なかったので世の情報の大半はラジオから得ることが多かったような気がする。宇部にいると福岡やぎりぎり大阪の放送局も入ったりして色々楽しませてもらった。
 あとはまったのが演芸番組。土日とか深夜ラジオ明けとかに落語とか漫才とかそういった寄席や演芸館などでやる大衆演芸を良くやってた。ただラジオは音だけなので出演者の名前とか芸風はよく知ってても顔は分からず、テレビで見て初めて顔を知ることも多かった。また動きも見えないのでときどき何で客が笑っているのか分からない。ひどいのは手品でその時間だけは何をやってるかさっぱり分からない。今考えるとよくそんな放送ラジオで流したものだ。(まあどんなことしてるか想像して楽しむのもおもしろかったが)
 こういった演芸は奇術、声まね、曲芸、漫談、講談、落語といった様々な芸が入れ替わり立ち替わり舞台披露される。ややマンネリでぬるま湯のようなないようではあるが予定調和のような安心感があり、でもお客さんの反応を見ながらアドリブで笑いを取っていく良い意味でのいい加減さが心地よい。演者やお客さん一体となってほんわか盛り上がる暖かい雰囲気が好きだった。
 
 今のお笑いもとても好きだ。しゃべりや笑いを取る技術もとても高く上手でおもしろいけど隙がほとんどなくってときどき息が詰まる。
 
 今は新型コロナの影響でもう2年近くみんな苦しい時代を過ごしているので世の中ギスギスするのは仕方ないのかなあーーとは思うけど、どこかにあの大衆演芸のような少しほんわかした遊びの部分もないといつか緊張の糸が切れちゃいそう。
 自分もせっかちで集中すると根を詰める方なので全然人のことはいえないのだが、病気を経験して以降ときどき「はっ、いかんいかん」と思って一息つくようになってきたかな。(そうでもないか)
 
 うちの子が心配してる「お父さん、こんなに毎日コロナ感染の人が増えたらもうすぐ山口県全員感染しちゃうんじゃない?」
——— イヤ・・・山口県人はおまえが思ってるよりもうちょっと多いぞ。
 
 こういうゆる〜い話しは好き。
 
 割と定期的にいろんな所から「ブログ見てます」といわれるんですが、そのたびにドキッとしてこんなブログで良いのだろうかと毎回不安になります。あとそこそこ続けているのでもしかしたら昔書いた話をまた書いたりするかもしれません。(気をつけてはいるんですが)

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