/

熊本地震

 4月14日に熊本で大きな地震があった。特に14日夜と16日未明に起きた地震は震度7ということで大変大きかった。宇部に居た自分もこの2回ははっきり分かったし、それ以外にも幾度となく小さな揺れが自覚された。まだ予断を許さない状態が続いており非常に心配だ。
熊本は僕にとっては思い入れ深い場所である。というのも平成8年から2年間熊本市内の病院に勤務し、過ごした場所だからだ。報道などで下通りや熊本城、阿蘇など、何度も訪れた場所が大きな被害を受けている映像を見ると心が痛む。
勤務していた病院は地震で建物の一部が損壊し、診療に支障をきたしているということで、災害患者の診療に対し十分な受け入れができないことには忸怩たる思いであろう。
 避難生活をされている方も、長期化による疲労が深刻化しているとのこと。僕は東日本大震災の時、岩手へ産婦人科診療の応援に行き、被災され自宅や家族を失った妊婦の方の診療をさせていただき、その苦労は分かります。みなさん大変とは思いますが熊本で被災されている妊婦さんへのケアにも配慮していただけることをお祈りします。
自分も応援に行けるなら行きたいくらいですが、開業医の身としては動くこともできないのが残念です。
全国各地から支援の輪が広がっており、僕も自分なりに出来る支援はしていこうと思います。1日も早い復興をお祈りいたします。

家族待合室, WiFi

 さて、この4月でしま産婦人科も3年目突入です。それに伴い、というわけでもありませんが、前回ブログに書いた通り、また少し変えました。
家族待合室の隣にある元喫茶室のカウンターを外して家族待合室を広くしました。
最近は、家族連れの方が重なるとすぐ溢れる状態があり、とても気になっていたので、これでだいぶ座りやすくなったと思います。
ただ、急場で広げているのでちょっと見た目が・・・
それもいずれもう少し綺麗に直します。
 それと以前より設置していたWIFiのフリースポットは繋がりが悪く、改善して欲しいといた意見が多かったのでリニューアルしました。これでかなり使いやすくなったと思います。外来、入院いずれの方でもお使いいただけますのでご利用ください。
といったような感じでまたちょっとずつ変えていく予定です。

診療時間変更

 このホームページのおしらせや院内掲示板等にも出していますが、4月より当院の診療時間が変わります。以前より土曜日はご家族で来院される方が多くお待たせすることばかりだったのですが、ゆっくり来ていただけるように、午後も夕方までの診療時間としました。午後からも皆さんでゆっくりとお越しください。その代わり、職員の勤務形態の問題もあり、水曜日が休診となっておりますので、ご迷惑をおかけしますが、ご了承のほどよろしくお願いいたします。それ以外でも少しずつ院内は改良しています。(外来のトイレとか)開業して間もない頃の当院をご存知の方がこられると、結構変わっているのに気がつかれるかもしれません。今後も患者さん、職員が気持ちよく当院を利用できるようちょっとずつ変えていきたいとおもいます。(まぁしま産婦人科も古いので壊れてやむなく変えているところもあったりするのですが・・)

寿限無

 1月後半からなんだかんだと忙しく、気がつくと2月もあとわずかで終わり。・・・
ブログの更新が止まってしまっている・・・これはいけない、話題、話題。
あまり思いつくことが今ちょっと・・・
あ、そういえば書こうと思って忘れていた。以前桂米朝が亡くなられたことは書いたので、それなら1月に亡くなられた桂春団治についても触れねば、と思ってたんだ。
 上方落語界の四天王のうち最後の一人で、普通のテレビ番組にはほとんど姿を見せることがなく、時々テレビとかラジオの落語会とかで見かけるくらいで、講座一筋の人だった。自分もしっかりネタを聞けたのは、生前発売されていた落語全集「三代目桂春団治」のCDからである。
改めてCDを聞き返した。ネタの数はそこまで多くないということだが、噺は一つ一つが非常にしっかりしていて、聞きごたえがある。大阪が地元でない自分からすると、結構どぎつい大阪弁なのに、聞いていると、実は非常に繊細で、話し方も丁寧なので、雰囲気がとても上品でしみじみいいと思った。
ご冥福をお祈りいたします。
 そういえばCDに収録されているネタに「寿限無」があった。落語では基本中の基本とされるが、ふだん落語家が演じていることを見ることは少ないので逆に貴重だ。
この「寿限無」、実は、防府で産婦人科を開業していた祖父のところに行くとよくしてくれた。どこで覚えたのかわからないが、あとで、春団治が演じた内容と比較しても、ほぼ遜色ない出来栄えだったと記憶している。あそびに行くといつも色々な話をしてくれるので楽しみにして行っていた。
そういえばそれで落語が好きになったのかもしれない。

スターウォーズ

 やっと先日遅ればせながらスターウォーズ/フォースの覚醒を見に行った。今回エピソード7。子供たちと映画館でみたかったので予定を合わせてたら行くのが遅くなってしまった。
今回監督はジョージルーカスからJ・J・エイブラムスに変わったが、どうだろうか?
ドキドキして見始めるとジョン・ウィリアムズによるスターウォーズのオープニングテーマ曲が・・・!おお、これこれ、思わずゾクゾクと嬉しい鳥肌が立った。
映画の内容は、とってもよかった、満足しました、行ってよかった。
でも今回の目的の重要なポイントはこの映画を息子と一緒に見に行くことにあったのだった。
いちばんはじめのスターウォーズが日本で公開されたのが1978年らしいので自分が小5くらいの時か。あの時は父親に連れられて一緒に映画館で見た。父親にどこにか連れてってもらうってことが少なかったのでよく覚えている。映画自体は字幕だったので半分ぐらいしか話がわからなかったが、どでかい宇宙船の描写やワープの映像、砂漠を滑るように走るエアカーを見てこれはすごいと思った。そのまま続く最初の三部作(エピソード4,5,6)は全て映画館で見て自分の人生の一部として大きく記憶に残っていた。
 それから30年以上経ってつまり子供らは僕が初めてスターウォーズを見た年とほぼ同い年で初めて見に行ったことになる。
見終わった後「映画はどうだった?」と感想聞いたら、「よかったけど、う〜ん。」ちょっと表情は微妙だった。日本語訳版だったから話の内容はわかりやすかったと思うが僕の頃と違ってスターウォーズを予習させていなかった。砂漠のシーンとか、フォースとか、ジェダイとかハンソロとかチューバッカとかなんのことかわからないまま見てるのでそういった懐かしい感動はなかったからかな。
若干親のエゴのような気がしないでもないが、これは絶対映画館でみとかなきゃいけないとか言って連れてってるのでこれから三部作は全て一緒に見るつもりだ。でもこんな風に二世代にわたって映画を見ている家族はたくさんいるんじゃないかな。
そういえば昔自分が連れて行ってもらった時の映画館は実家の近所にあった有楽劇場だった。今考えるとよくあんなとこに映画館があったな。だいぶお世話になったが20年近く前に閉館したらしい、これも時代か。

大雪

 土曜の夜から強い寒気で雪が降り始めた。日曜の朝起きて、どんなにたくさん積もっているのかと外をみると少し積もっているくらいか。
思った程じゃないな、と思っていたら、それからどんどん降り始め、どんどん積もっていく。
こりゃすごい!さむい!
気がつくと、辺り一面銀世界。最近こんなに降ったのは久しぶりじゃないかな。走っている車も少ないし、みんなのろのろ運転。
これは外で雪だるまを作るしかないと、早速子供らと外へ。雪質もいいな、さあ、雪だるま作った。その後雪合戦で遊んだ。子供たちも楽しそう。
でも、寒くって長時間は無理。
 夕方、風呂に入ろうとお湯を溜めてたらいつの間にか止まってる・・・
あら?給湯器が凍結してる。
今日は、そんなに寒いのか、やれやれ。
でも病院の方は大丈夫だった。この大雪のなか産気づいた人も居なくて良かった。

2016012501

 

2016012502

 

平成28年の始まり

新年あけましておめでとうございます。
今年もみなさんにとって良い年であるようお祈りいたします。
しま産婦人科も無事新しい年を迎えることが出来ました。
 ところで、この年末年始の気候だがなんと暖かいことか。おかげで今もってインフルエンザの流行もみられていない。正月も初詣とか色々外にも出たのだが例年に比べて全然寒くなかった。
寒いのは嫌だけど、あまり寒くないのも冬の気分が出ない。

そういえば、忘年会も12月に盛大に行った。今回も職員の子供達、お世話になった方々を招いて大盛り上がりでよかった。この時も寒くはなかったなあ。2016010502

 

 ちょっと話は違うが昨年末に決まった新国立競技場の設計を担当したのは隈研吾氏。はて、どこかで聞いたことがあると思って調べたら、昨年夏の暑気払いでお世話になったソルポニエンテを設計した人ではないか!
へ〜そんなにすごい人だったのか。
近くにすごい施設があるとは驚いた。
 僕の正月は、年末年始はずっと仕事だったので、病院で過ごした。そうしていると駐車場には、家族連れの方が結構来ている。面会?いや違う、よく見ると病院駐車場の手形を来られた人たちだ。一昨年開業時より駐車場の手形はご自由にお取りくださいとお知らせしていたので、その後、話を聞いてちょこちょこ週末とかにこられる家族はいたが、一度にたくさんの方が来られたのは初めてかもしれない。多分、正月で帰省された家族の方で取りに来られたのかな?なんだか家族のイベントみたいな感じでみんな楽しそうだ。
まだ壁の撤去の予定は決まっていませんが、ご自分の手形を持ち帰られたい方はご自由にどうぞ。

2016010503

平成27年の師走

今年は11月がほとんど暖かかったし、師走に入っても思ったより寒くない。
極寒の寒さは嫌だけど年末に入ったな、といった実感が今ひとつわかない。
院内では、玄関ホールにはクリスマスツリーやスノーマンなど飾ったりしているし、クリスマスソングのBGMが流れたりもしているので、少し師走を実感するのだけれど。
今年一年はどうだったであろうか、などと思っていると医師会より「来年は年男なので新年の挨拶を寄稿して下さい」と連絡があった。
そういえば、来年は申年だ。年賀状用の写真を撮りに、子供を連れてときわ動物園にも行ってきた。まあ還暦とかではないので、自分が年男だって意識してなかったなあ。依頼された原稿の中で出生数について触れたので調べてみると、僕の生まれた年の出生数は約187万人だったのが、昨年は約100万人と半分近くに減っている。そういえば、父親も昔は宇部でも産婦人科が20件近くあったとか言ってたな、今じゃ考えられないけど。
さて、慌ただしい年末、インフルエンザは流行の兆しはまだありませんが、今週あたり風邪を引いたと言われる患者さんが急に増えています。皆さん、お体には気をつけてくださいね。
そうだ!
そろそろ年賀状を書かなくては…

ビートルズ

おっと、知らないうちにビートルズのアルバムが発売されてる。
気がつかなかった、これは迷わず買ってしまった。
メインはレストアされたプロモーションビデオだが、すごく綺麗に蘇っている。映像がとっても懐かしい。
久しぶりにビートルズの曲を聴いたし見たな。

中学の頃はビートルズファンだったのでファンクラブに入って、部屋にポスターを貼り、友達にファンを公言し、とかなりハマってた。
きっかけは、ラジオでビートルズの曲を知り、叔母が今では貴重なLPを持っていたので、貸してもらって聴き始めてからだ。その後持っていなかったアルバムを全部買い足して、ほぼ毎日聴きまくった。
よく考えれば、僕の世代が生まれた頃にビートルズは解散しているので、同級生にビートルズファンはいなかったけど別に気にもしなかった。
でも、動画となると、今みたいに、簡単に見たり手に入れたりはできなかったから、今回こんなにたくさんの動画をちゃんと見たのは初めてだ。
初期から解散までの変化が面白い。デビューの頃って、こんなに若くてやんちゃな感じだったんだ。解散直前の頃にしても、今の自分の歳からすれば全然若いので、その当時抱いていた4人への印象とは全然違う気持ちで、堪能した。
もう今は、あの頃みたいな熱狂的な気持ちにはならないけど、とりあえず、しばらくはビートルズかな。
「I feel fine」「Paperback writer」「All you need is love」「Eight days a week」
そう言えば今回のには入ってないけど、学生の頃「Rocky Racoon」とか「I will」とか人に特別に歌ってあげたこともあったなぁ

分娩予定日

「赤ちゃんの発育も順調なので親子(母子)手帳の申請用紙お渡ししますね」
週数相当だから、最終月経開始日から分娩予定日を決めよう。
こんな時、昔は「桃缶ちょうだい」とスタッフからもらって予定日を算出していた。もちろん桃缶と言っても、食べる桃の缶詰のことではない。桃印の入った計算尺のことで、昔はどこの産婦人科にもあった。多分今でも引き出しや棚の奥とか探せばどこかに残っているのかも知れないが、もう見当たらない。ステンレス製のまあ昔で言う肝油ドロップを入れるような物で、缶の蓋を回しながら側面にある片方は日付、片方は妊娠週数が刻んである目盛を合わせると、分娩予定日を算出することが出来る。缶を二つに外すと物入れにもなるので、クリップとか入れていた。僕が入局当時はよく使っていたが、実はこの桃缶、目盛りが微妙に合わせにくいしろもので、メモリをちゃんと合わせているはずなのに、分娩予定日と日付の目盛が半分ずれたりしてよく迷う。しかも閏年の場合は、一日ずらす必要がある。そんなことで1〜2日のズレはよくあったものだ。それでもそれ以前の予定日の算出法は、更にアバウトだったりもしたので、桃缶は十分お役に立っていた。
 それからしばらくして妊娠暦専用の計算機が発売された。これならあっという間に正確に分娩予定日を計算できるし,本日の妊娠週数も出せる。これはかなり重宝していたが,機械が高かったので数が少なく、取り合いながら使っていた。
 更に進んで最近は,PCの無料ソフトに分娩予定日の計算機が出てきた。また大学にいた頃、電子カルテが導入されると、分娩予定日を登録すれば電子カルテ上にその日の妊娠週数が自動で出きて、ほぼストレスなく正確に週数が分かるようになった。
今時はスマホの無料アプリで、一般の人でも簡単に計算できるようになって、桃缶を知っている世代としては隔世の感がある。まあアナログだけど、カレンダーを使って最終月経開始日から280日(40週0日)数えれば、分娩予定日は計算できるんだけどね。
思い出話
昔カルテの熱型表とかには、日付ごとに妊娠週数も書き込んであった。ある日みてみると誰かが書いた妊娠週数「・・・・妊娠30週5日,30週6日、30週7日・・・・ん??」
おつかれだったのかな?
まあこれも懐かしい・・・

/
ページトップへ戻る